花の色使い7点
花色セブン は、当HPに来ていただいたお礼です。PDFコンテンツを無料ダウンロードできます。(内容は本文と同じです。ページ印刷ではレイアウトが崩れます、pdfファイルをDLして、ebook等でお楽しみ下さい。)DLの場所は、ページの一番下の方です。
花色セブン は庭の手入れに役立つ
花の色使いは個人的な感覚がありますので・・良くもみ合いになります?ここでは基本的な色使いの説明をしましょう。実際に活用できなければ無意味でもありますので、花色セブン は、ぱっと使えるように簡単な内容にしてあります。
庭やエクステリアの営業にも強い味方、印刷してお客様に差し上げても喜ばれるでしょう。花色セブン 、これだけ覚えて活用すればいい雰囲気になることでしょう。私も実際に活用しています・・より簡単にがお好みでしたら、まとめをご覧ください。
01. みどり色の効果
穏やかにすっきりと
実用と視覚・・庭は実用的な要素(歩道や土留めなど)と、視覚的な要素の2面があります。
実用的以外は視覚的な要素と言えましょう。その中でも大切なのは空間とみどりです。
昔から渡り6分(実用)に景4分(見栄え)などとも言われています。みどり色(植物)は、人工的な硬い表面を取り囲むことにより、穏やかな雰囲気を演出してくれます。
寄せ植えなどの場合でも、花と鉢の間や、花の間などにみどり色を入れると、すっきりとした寄せ植えになります。アイビーやドラセナなど、種の異なったみどりをいれて変化(奥行や高低)をつけてみて下さい。人はみどりから潤いを感じとり、みどりの中に生きた自然を認識します。
葉が緑の話
02. 白い花の魅力
とてもステキな白花
調和を保つ・・白い花、白い花はとても便利で大切です・・
ごちゃごちゃしてしまった場合、うまくいかず迷った場合など・・白い花を入れれば解消することでしょう。白い花をバランスよく植えることがポイントです。他の色とケンカせずに調和を保ってくれます。
いつも思うのですが・・買い入れるとき、もうちょっと余計に買っておけばよかったと思うのが、白い花、淡い花です(ほどほども大切です・・)
補色と言われる色合いがあります・・例えば白・黒・グレーなどですが、これらの色は、相手を引き立てる色とされていますので、上手に使いましょう。どんな色でも補色とは合いますので、様々なケースに使われています。(次の色相関図参照)
03. 変化は魅力
メリハリとアクセント・印象的に植える
人は時として変化を求めます・・人間の性分か?
メリハリの効いた色使い、変化は、お互いを引き立たせ、その場のアクセントになります。人を惹きつける魅力ともなります。ポイントはワンポイントで使うことが良いでしょう。
色相関では反対色と言われる、例えば赤と緑、黄色と紫‥..暗い色と明るい色(トーン)などの、組合せをワンポイントとして配置すれば、印象的な寄せ植えとなりましょう。
暖色系(赤、オレンジ、黄色など)は、膨張色として前に出ようとしますし、寒色系(青、緑、紫など)は、後退色として後ろに下がろうとします。
この配色を上手に使えば奥行がでます。奥行は創作の奥義でもあります、頭の片隅にでも記憶しておいて下さい。
左図は色の相関図です。例えば、5R(赤)と5BG(青緑)は反対色となります。
隣接する色は類似色で調和・和らぎ感・統一感を持たせる時に利用できます。
Peace of mind
04. 和み安らか・・
リラックスする統一感、人はまた調和を求めます・・和み・落ち着き・安らぐ・・
全体がほどよくつりあって、矛盾や衝突などがなく、まとまっていること。創作で大切なことは、力と力がぶつからない様に、力を逃がすこと・・奥義のひとつでもあります。
お穏やかな落ち着いた雰囲気を出すには類似色を使います。統一感のある庭作り、寄せ植えになります
調和するとリラックスし和み、穏やかに安らぎ落ち着きます。紫と青や桃色と薄紫など似た系統の色合いを使います。多色使いなら、なおさら色合いに幅が出てきます。(色相関図参照)
05. 刺激を求めて・・
ビビット、思い切りよく
人は刺激を求めたりもします・・・・ほどほどに
植えてみたら、ちょっと地味な感じ・・人生思い切りも必要です・・明るい赤やオレンジ、黄色などの色(ビビットカラー)使いで、パッと目を引かせましょう。
白い花やみどり色、淡い色などを上手く使ってインパクトを出します。みどり色や淡い色は刺激的な色を引き立てます。
06. 応援歌を謳う
黄色い花は声援が聞こえるように
引き立て役が大切・・心引かれる黄色・・太陽、一番明るい色、光、黄色い声援・・のイメージ
とても目立って誰もが引かれる黄色い花ですが、やはり引き立て役がいないとその存在も危うくなります。みどり色や白い花、淡い花を取り合わせて配植しましょう。
黄色い花ばかりでは平面的になりがちですので、補色などを用いて奥行を出します。引き立て役があれば黄色も映えます。
07. ごちゃごちゃしたら
色の氾濫狭い空間には注意が必要・・
あの色もこの色も植えたくなりますね・・
狭い空間には色が氾濫すると・・てんやわんやとなります。
多くの色使いは避けて、すっきりとまとめましょう。青系で統一するとか、花色の濃淡、花の種別などで演出する工夫をします。
ごちゃごちゃしたら、みどり色と白い花を思い出して・・バランス良く!
07. まとめ
ぱッと使える花の色使い 花色セブン
実用・・これだけ覚えて植えればストレスなく、綺麗・ステキを愉しめます。
- 花と鉢の間や、花の間などにみどり色を入れる。
- 白い花をバランスよく植える。
- 反対色等の組合せで変化をつける。
- 類似色を使って、和み安らか感、調和をだす。
- たまにはビビットカラーで刺激する。
- 黄色い花には引き立て役として淡い花。
- ごちゃごちゃしたら、白い花やみどりをいれる。
- これでも・・
- 覚えることが多すぎるという方は、7番だけを考えて、綺麗を愉しみましょう。