開発の経緯

苦土防草の開発と経緯

開発の経緯 として、日本には昔から、苦汁(にがり)と、京都の深草土を利用した、三和土(タタキ)という伝統的な土間工法があります。最近では土の種が変わったり、固化材をかえたりしてその姿も変わってきています。その苦汁が酸化マグネシウムであり(正確には苦汁は塩化マグネシウム等の混合物で焼成によって※酸化マグネシウムに化学変化する)肥料分野では苦土(くど)とも呼ばれるものです。※マグネシアという別称もあります。

この酸化マグネシウム(以下酸マグ)を利用して、現代では、西日本を中心にして、環境に良い土舗装として施工若しくは販売されています。日本の伝統的工法の、三和土(タタキ)を利用した画期的な商品と思います。私も造園工事通じて長い間関わってきました。

この酸マグを利用した土舗装も、寒冷地の毎年繰り返される凍結融解、下層路盤からの凍み上り、表面の霜柱現象等に曝され、著しい硬度低下などが出始め、数年後にはかえって美観を損なうという結果となってしまいます。つなぎ材を混ぜたり、土を選んだりして、より強度をあげ施工することも可能ですが、かなりのコスト高となってしまい、現実的でなくなってしまいます。

昨今、ネットや物販店などで簡単施工で販売されている、所謂、固まる土等の商品などは、「え、寒冷地で本当に大丈夫なのか?」・・が本音のところです。

当時(10年前くらい)大手会社などでも、土舗装では撤退さえあった難攻不落の寒冷地です。安価な商品の販売だけでは、そもそも成り立つはずがありません。寒冷地施工に手馴れた地元企業などの施工技術や、機械力をもって対応しなければ、到底太刀打ちできないはずです。いわんや、農薬販売も同じで、強い除草剤売っては、後は取り扱い責任ということに他なりません。善意で知らず蒔き、周囲に害を及ぼし、落胆する消費者を少なからず見てきました。

開発の経緯:私は草取りが大変だと思うのです・・

30年来勤めた会社を、家業の屋号を継ぐため退社し、事業を立ち上げました。すると物の見方が変わりました。いままであらゆることに、とらわれていた自分に気がつくことができました。土舗装における、土の固さ、転圧施工、利益、売上げボリューム等のこだわりがなくなって初めて気が付いたようです。

私の小さい頃の思い出に畑の草取りがあります。風のと通らないムンムンとした、モロコシ畑や長芋畑の中で、ひたすら汗をかいて、草を取ったことです。ですから、草取り=辛いものや、草取り=母の後ろ姿(辛かろう)を連想するのです。

草取り大変だな~

そこで生まれたのがコロンブスの卵と言われる、防草の友です。何故今まで誰も気付かなかったのか不思議なくらい、簡単な原理(工法)でした。

開発の経緯:ある朝・・

寒冷地特有の霜柱現象の中にヒントがありました・・霜柱のできる過程に毛細管現象あります。それを利用して防草する工法が防草の友です。

・防草に特化する。
・酸マグを霜柱現象と同様に、毛細管現象を利用して、草本類根茎範囲に広げ雑草を防止する。(酸マグは弱アルカリ成分で、植物の成長を促す要素を固定します。)

そして2014年、特許共同出願及び商標登録(共同)

開発の経緯:いろいろありましたが・・

2016年、特許共同取得

お客様を始め、お世話になった皆さまには本当に感謝しております。今後、少しでも皆さま(世間様)に還元できるよう精進して参ります。

2017年

今年も大変お世話になりました。
お陰様で年を越せそうです。(12/21)
来春からの仕事(雑草対策)もボチボチ入って来ています。防草の友Ⓡ工事は落語家と同じで、所詮は一人仕事、お待たせする場合もありますが、キッチリと行います。今後ともよろしくお願い申し上げます。

2018年10月

ご縁があって場違いの(大企業だらけ)長野県技術プレゼンテーションに参加しました。1人でてんやわんやのドンキホーテでした。今さら談合の世界に興味はないのですが、それでも、雑草でお困りの皆さまのお役に立てる機会があればと考えた次第です。コマにさせられた感強く、このホームページ上で「参加させていただきました」の宣伝文句を謳う程度で終わりました。新らためて、足元を見つめて、一隅を照らす、お客様に役立つ、環境を守る雑草対策を目指します。【ミョウガのように

2019年1月(平成31年~令和元年)

寒冷地の特定の酸化マグネシウムによる防草効果の現地実証実験も、この春で8年目になります、そもそも万里の長城の目地材として利用されていた酸化マグネシウム、また流亡することもないとなれば、暖地ではその効果は10年は超えるものと用意に推測できました。寒冷地=凍結融解からの崩壊が課題でしたが、7回の厳しい冬に曝され、数多の凍結融解を繰り返しました。今までは10年を目安、根拠もなく大丈夫ですとも言えませんでしたが、大丈夫です。

費用対効果でも、およそ3年から4年でもとが取れますですので、ご検討ください。

2020年2月(令和2年)

現地実証実験は9年目
昨年は、春から某大学教授・博士・大手企業方々ご来訪のうえ、各現場を見ていただきました。また、当HPをご覧になり、群馬県館林市のカフェ「緑の小箱」様からご依頼をいただきました。遠方で暖地、防草の選択肢が多い中にもかかわらず【苦土防草】を選んでいただきました。

その他、島根県出雲市への出張防草、埼玉県からの企業様ご訪問、この2月直近で大手企業オープンイノベーション計画で兵庫県加古川市で試験施工の予定です。試験施工の評価は先ですが、一歩づつ向上的に歩みます。

昨年は何よりも、3件のリピート客、また疾病・身体の障害から、草取りや片づけができなくなった皆様から、直接お仕事を頂戴し、衛生【苦土防草】の真価が発揮できたこと、これからの仕事への励みとなり、進むべき道筋が見えた気がいたします。関係者の皆様、大変お世話になります。ありがとうございます。

伝えたいこと・・

【背に重し、戸惑う草取り】を楽にします!

 開発の経緯:防草の真価防草の真価-Ⅱひざの手術修景防草

【苦土防草】の商標を取得、当初は【苦土】名での査定は無理と言われましたが、「査定されない」確認を含めて申請・・査定されました。これもご縁でしょうか・・

2020年(令和2年)

昨年来からの計画、「JR西日本鉄道沿線下で最良なる防草対策の判定」に、この2月に兵庫県加古川市まで出張防草、参画してきました。県外では、奈良県橿原市のお客様より、日本庭園の防草のご依頼をいただき、好評につき引き続き、名家中庭の日本庭園の防草工事を承りました。伝統ある大和国の日本庭園に携わることができ僥倖です。JR西日本の評価が気になる所ですが、コロナ禍で身動き取れず、うやむやになりそうですね……。樹木医の仕事では、大切に樹勢回復の管理をまかされていたお客様のモミの大木、ヒゲナガカミキリにやられて伐採……樹木医の無力感を痛感いたしました。

2021年(令和3年)

初1日目のお客様は安曇野市豊科の旧家お屋敷のお客様から遊休地の防草、その後上伊那郡のお客様より遊休地の広場防草と、持て余す土地を広場として防草し、維持管理をするご依頼をいただきました。地元塩尻市からも、草取りできない方のために、家周りから庭の防草を承りました。

2022年(令和4年)

寒冷地の実証実験も11年目、概ね良好です。気候変動からゲリラ雨等による真砂土仕様の表土剥離が見受けられる所がありますが、日本庭園等修景(見映え)には欠せません。砂利仕様を優先的に推奨し、部分的に真砂土併用で施業していきます。今年は<草取りできない人のために>をモットーに進めて行こうと思います。

2023年(令和5年)

切望していた、趣ある赤錆砂利:ブラウン系の砂利を手配できました。しかも自然な締まりの特性も持ち合わせているサビ砂利ですので、酸化マグネシウムとの絡み合いもよく防草し、修景もとても美しくなります。長野県にはこの手の砂利の産出はなく、化粧砂利として袋入り(高価)での購入となってしまいます。稀な砂利を使用することで、独自の酸化マグネシウム防草工事を進めることができます。

仕入れは手間(ダンプ回送)を含めると赤字ですが、独自性や景観、作業性効率等を考えると有意でもあります。回送は暇なときと割り切って施業いたします。サビ砂利のご縁に感謝申し上げます。

開発の経緯:雑草対策の新しいスタンダード

草の成長を抑制し、自然な美しさを引き立てる、究極の防草テクノロジー

開発の経緯:特殊な締まるサビ砂利防草松本市蟻ケ崎

今年は徳島県からのお客様ご依頼を承りました。明石海峡~淡路島~徳島県:資材・機械積み込みで阿波国に参上いたしました。約100m2、整地から防草まで1週間ちょっとの泊まり込みでの施業でした。また、安曇野市のお客様から、木立の中に佇む住居の広い庭を、特殊な締まるサビ砂利仕様で施業いたしました。徳島県での防草安曇野市の木立に佇む住居・ ご縁に感謝申し上げます。

2024年1月現在

寒冷地の実証実験も13年目、概ね良好です。昨年末には宇部マテリアルズより、お二人来訪していただき見学されいかれました。

 to be continued

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