東北山の千本松 ウツクシノマツ
松本市の山の中
松くい虫 マツ材線虫病はマツノザイセンチュウを主因とし、枯損に至る。羽もなく足もない1mm程度のセンチュウが、マツを枯らすとは、まるでなぞなぞのようです。マツノマダラカミキリという運搬者がセンチュウを運び、かわりにセンチュウはカミキリが産卵しやすいようにマツを弱らせます。これを自然界では共生関係といいます。
カミキリも生きるためマツの枝を食す(後食こうしょく)、その時センチュウがマツに入ります。
残念ながらカミキリの行動はコントロールできません。
つながるいのちとして樹木を見ると、枯れて伐採ということは、とても悲しいことですが、樹木はは世代を超えて個体を強くして行きます。近くには実生のウツクシノマツ?も見えました。同じ、いのちとして、マツノザイセンチュウにも強い抵抗力をもった後継樹として、また、ウツクシノマツの自生地として育まれることを祈ります。
松くい虫のポイント
- 早期発見と防止:
- 松の材線虫の早期発見が重要です。木の葉が異常になったり、樹木が弱っている場合は異常を察知するサインかもしれません。(病害虫との差異に注意)
- 適切な防除対策を講じ、感染を予防することが重要です。(カミキリムシ対策の消毒・樹幹注入)
- 樹木の健康維持:
- 健康な樹木は害虫に対する自然な抵抗力を持ちます。適切な水やり、栄養補給、剪定などを行い、樹木の健康を維持しましょう。
- 隔離と処分:
- 適切な方法で処分することが大切です。寒冷地では2年がかりでの発症があります、病害虫との差異など観察が必要です。
- 地域の指針に従う:
- 地域の農業機関や樹木の専門家のアドバイスに従い、地域における松の材線虫の防除ガイドラインに準拠しましょう。
- 防除方法の検討:
- 確認された場合、適切な防除方法を検討します。これには農薬の使用、バイオコントロール、防疫対策などが含まれます。
具体的な対策は状況により異なるため、地域や状況に応じて専門家の意見を仰ぐことが重要です。
松くい虫の被害木
松くい虫 の被害にあった東北山の千本松 ウツクシノマツ 松本市