東北山の千本松 ウツクシノマツ
松本市四賀五常の山の中
松くい虫 マツ材線虫病はマツノザイセンチュウを主因とし、枯損に至る。羽もなく足もない1mm程度のセンチュウが、マツを枯らすとは、まるでなぞなぞのようです。マツノマダラカミキリという運搬者がセンチュウを運び、かわりにセンチュウはカミキリが産卵しやすいようにマツを弱らせます。これを自然界では共生関係といいます。
カミキリも生きるためマツの枝を食す(後食こうしょく)、その時センチュウがマツに入ります。
残念ながらカミキリの行動はコントロールできません。
つながるいのちとして樹木を見ると、枯れて伐採ということは、とても悲しいことですが、
植物は世代を超えて個体を強くして行きます。近くには実生のウツクシノマツ?も見えました。同じいのちとして、マツノザイセンチュウにも強い抵抗力をもった後継樹として、また、ウツクシノマツの自生地として育まれることを祈ります。
松くい虫 の被害にあった東北山の千本松 ウツクシノマツ 松本市