庭の設計designにCAD図面
庭のデザインはCAD (Computer-Aided Design)を使用して効果的に行うことができます。CADとの関わりはもう20数年になります。建築CAD・日本語DOSでコスモCAD、造園関連はMACでミニCAD、苦労して覚えた記憶があります。今思えば不自由だらけのソフトをよくこなしていたものだと自分ながらに関心しています。
3次元の商品を販売し、その夢をお客様と共有するにはやはり図面が必要です。一応設計士でもありますので、手書きでもできないこともないのですが、そうそう頻繁に作庭の仕事があるわけもないので、庭CADの操作を忘れないようにと利用しています。
以下は、庭のCADデザインにおいて考慮すべきポイントです。
庭のデザインはCAD
自然とテクノロジーが調和する美しさを創造するデザインのプロセス。
- 寸法とスケール:
- 庭全体の寸法を正確に測定し、CAD上で適切なスケールで表示することが重要です。これにより、実際の庭のサイズやプロポーションを正確に反映できます。
- レイアウトと配置:
- 庭の要素(樹木、花壇、道路、建物など)をCAD上で配置する前に、デザインの基本的なレイアウトを検討します。要素の位置、相対的な配置、および経路の計画に十分な注意を払います。
- 植栽計画:
- 植栽エリアを示すためにCAD上でシンボルやアイコンを使用します。植物の配置や種類、成長予測を考慮し、将来の成長に備えたスペースプランニングを行います。
- テラスやパティオのデザイン:
- テラスやパティオの配置、サイズ、素材を決定し、CADで表現します。庭の要素との調和や快適な居心地を考慮します。
- 照明計画:
- 夜間の庭の雰囲気を考慮して、照明の配置をCAD上で計画します。景観を引き立てつつ安全性も確保するようにします。
- 水の要素:
- もし水の要素(噴水、池、小川など)がある場合は、そのデザインや水の流れをCADで具体的に表現します。水の動きや音を考慮することで、庭全体の雰囲気が変わります。
- 材料の選択:
- 庭に使用する材料(舗装、植栽箱、家具など)をCADで表現し、素材の一貫性や色合いを確認します。異なる材料がどのように調和するかを検討します。
- 3Dモデリング:
- 必要に応じて、CADを使用して3Dモデルを作成し、庭のデザインをよりリアルに可視化します。これにより、プロジェクトの理解が深まります。
- メンテナンス考慮:
- 庭のデザインにおいて、メンテナンスのしやすさも考慮します。植物の配置や庭の構造が手入れしやすく、長期的な維持が容易であるかを確認します。
これらのポイントを考慮することで、CADを使用して効果的かつ美しい庭のデザインを実現できます。