五感を知る草取り 、五感を意識することで、免疫機能が有意に上昇します。(森林浴効果)
見る・視覚
風景を見ることで体が受けるリラックス効果はとても大きい。緑をながめるだけでも血圧の低下や脳活動が鎮静化します。また、草取りの際には、視覚を活かして雑草と他の植物を識別しましょう。有害な雑草を見逃さないように注意深く観察します。
嗅ぐ・嗅覚
香りが脳に働きかける作用は直接的で大きなもの、フィトンチッドなどの植物の香りは脳の活動を鎮静化させ、怒りや緊張などを緩和させます。土壌や雑草の匂いを感じることができます。新鮮な土壌の香りや、異なる雑草の匂いを嗅ぎ分けながら、庭仕事を楽しむことができます。
聴く・聴覚
草取り中には周囲の自然の音を楽しむことができます。鳥のさえずりや風の音、時折耳に入る他の庭の音など、聴覚を通じてリラックスすることができます。木立の音、せせらぎ、小鳥のさえずりなど絶え間なく響く、これらの音を聞くことによって血圧の低下や脳活動の鎮静化などの効果があります。
触る・触覚
自然由来のものに触れることでよりくつろいだ感覚や心地よさを感じる。手のひらを通じて土・植物と仲良くなる。草取りは手作業が一般的ですので、手で雑草を触ることが避けられません。雑草がしっかりとした根を持っているか、または表面に軽く触れただけで簡単に引き抜けるか、触覚で感じ取りながら作業します。
味わう・味覚
新鮮で力強い大地の滋味(じみ)を口にすることで心の充足感、体に良い効能があります。新鮮なものを食べるということは生きているエネルギーをもらうという効果があります。庭で採れたハーブや野菜を味わいながら、庭仕事を楽しむことも一興です。