一年生雑草と多年生雑草の違い
一年生と多年生雑草の違い は、草花は自身の生育に適した時期(多くは春・夏・秋)に地上に出て成長し、適さない時期(多くは冬)には枯れて、翌年の適した時期まで休む、そんな過ごし方(生活環)をします。
その過し方(生活環)が、1年で終わるもの(種では増えます)を、一年生雑草といいます。2年以上続く雑草を多年生雑草と呼びます。多年生雑草は、冬などは葉や茎は枯れても土の中で活き、そしてまた翌年は同じ所から出てきます、もちろん種でも増えます。
一年生雑草 は、開花して種子を作り、風や虫に運ばれた(虫媒花)後、枯れて終わる。運ばれた種子はまた、好適な時期に新しい花を咲かせる。というように種子によって世代交代するので、種子をつける前(花が咲いた後までに)に除草をすれば、個体数が増えずにすみます。
多年生雑草 は、土の中で増えるもの(栄養繁殖)もいますので、増えても見えない、防除が難しい雑草です。根っこごと取り除くことが必要になります。
ちなみ防草の友Ⓡはどちらの雑草にも有効です。

芝生の中に繁殖している多年性の地下茎の雑草で困っています。芝生に使える除草剤は、多年性の地下茎植物には効果がないようです。
困っている雑草はシバムギではないかと思います。土中でも地下茎に緑の芽がついています。
駆除に効く薬剤はありますか?
武田様
お問い合わせありがとうございます。
芝生の中の雑草の件、あまり詳しくはないのですが、 昔、芝の管理をしていた時は、芝用の広葉雑草(葉の広い草)の除草剤と、芝用のイネ科(葉が針葉)雑草の除草剤を併用(混合)して利用していました。芝用のイネ科の除草剤を探してみてはいかがでしょうか。